分電盤設計ツール
Avenler の盤設計ツールでは、段に並んだ分電盤ボックスのモジュール位置に主開閉器、RCD、MCBを割り付け、回路を機器に割り当てます。プログラムが盤をチェックし、そこから単線結線図を算出して、概算の容量選定も行います。
分電盤設計ツールでできること
分電盤は、住戸や建物の電気の心臓部です。主開閉器、漏電遮断器(RCD)、各回路の配線用遮断器(MCB)が収められます。Avenler の分電盤設計ツールは、ボックスを 行に並べたモジュール位置と使用率バーで表示し、平面図で設定したものと同じ回路一覧に基づいて動作します。そのため、分電盤の内容、回路の保護、 図面がずれることはありません。
分電盤の組み立て方
- 分電盤の種類: 単相住宅用分電盤、三相住宅用分電盤、メーターキャビネット/引込キャビネット、子分電盤(親分電盤の機器から給電)。 1つのプロジェクトには最大 20 面の分電盤を設けられます。
- ボックス: カタログ項目から選び、サイズを入力します。1
6段、1段あたり 636 モジュールです。 - 機器: 「機器を追加」パレットで、コードまたは文字列から検索します。一覧に出るのは、モジュールデータ(種類、幅、極数、定格電流、動作特性、 RCD の感度と種類)を持つカタログ項目だけです。そのため、プログラムがサイズを把握している機器だけをボックスに入れられます。機器はドラッグまたは矢印キーで移動できます。
- 接続: 機器がどの RCD または主開閉器の先にあるか、どの回路に給電するか、三相の分電盤ではどの相に接続するかを指定します。
- 回路から提案: プログラムがプレビュー付きで割り当て案を提示します。採用も破棄もできます。
- 図面とのリンク: 分電盤は平面図上の分電盤の図記号にリンクでき、接続する回路の一覧も指定できます。リンクは双方に表示されます。
メーターキャビネットでは、メーターと主ヒューズは手動で追加する必要があります。
分電盤のチェック
設計ツールのチェックパネルがルールを実行します。基本ルールには、RCD の欠落、保護の欠落や過大、回路の過負荷があります。物理的なルールとして、ボックスに収まらない機器、 モジュールデータがない機器、未配置の機器を検出します。構造のルールとして、図面とのリンクのずれを指摘します。実務上のルール(たとえば RCD の負荷、1台の RCD の先に照明回路をまとめること、相のバランス、予備回路、 主開閉器)は、オン/オフを切り替えられ、重大度としきい値も調整できます。
単線結線図、容量選定、一覧表
プログラムは、分電盤と回路一覧から単線結線図を計算します。A4 または A3 のシートに表題欄付きで印刷できます。詳しくは単線結線図のページをご覧ください。
容量選定パネルには、回路ごとに、電力(入力または機器からの提案値)、設計電流、保護の定格電流、ケーブルの許容電流、長さ、引込部分を含む電圧降下が表示されます。 限度を超えた値は赤で示されます。各分電盤について、相ごとの負荷と主開閉器のサイズが集計されます。プログラムは、集合敷設と周囲温度も考慮し、 故障ループインピーダンスから MCB が確実に動作するかも確認します(電源側のインピーダンス値は調整できます)。
分電盤のボックスと機器は、数量表と見積書にも、分電盤ごとの内訳で反映されます。また、回路一覧表は「分電盤の扉用」(保護、RCD、相、部屋)に印刷できます。
できないことと注意点
容量選定、チェック、実務上のルールは目安です。許容電流の表と限度値は電気設備設計者の承認を待っている段階にあり、この計算は設計者の責任ある容量選定に代わるものではありません。 ボックスに配置できるのはモジュールデータを持つ機器だけなので、最初に使う前にカタログのモジュールデータを確認することをおすすめします。単線結線図は手で編集できません。代わりに分電盤のデータを変更してください。
よくある質問
ボックスに機器を入れられないのはなぜですか?
カタログ項目にモジュールデータ(種類、幅、極数、定格電流など)が必要です。モジュールデータのページで追加できます。ない場合、その項目は機器パレットに表示されません。
回路から盤を作成できますか?
はい。「回路から提案」機能がプレビュー付きで割り付けを提案し、採用も破棄もできます。採用した割り付けは、その後も編集できます。
容量選定の結果に頼ってよいですか?
いいえ。容量選定とチェックはあくまで目安であり、電気設計者の専門的な責任や、現行の規定に照らした確認に代わるものではありません。
Avenler は無料ですか?
はい、Avenler は無料でご利用いただけます。設計ツールの利用には登録(アカウント)が必要です。電気工事士向けの計算ツールは登録なしで使えます。
関連ページ
チュートリアルで詳しく見る
- 分電盤、単線結線図、容量選定 – 設計ツール、チェック、容量選定
- チェック – 規則とその設定
- 数量拾い、見積書、一覧表 – 盤の項目、回路一覧